2019年発行「ふでばこ」

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ふでばこは
道具の文化を考える本です。

出来なかったことが出来る
道具には、こうした力があります
はやく、ラクに、カンタンに
道具には、こうした力があります
感動させ、楽しませ、和ませる
道具にはこうした力があります
使えてこそ、使ってこそ道具
道具が道具たるかは
あなた次第です

それは
あなたの暮らしや生き方を
きっとかえてくれます

切り絵:霜田あゆ美

ふでばこ39号 特集「日本刀」 (2019年10月31日発行)

目次
    • ■特集「日本刀」
    • 敬畏の原点――神と刀のつながり  國學院大學教授 笹生 衛

    • 奉納された刀剣――春日大社の御神宝

    • 日本刀とは
    • 各部名称/刀剣の種類/造込み/姿の変遷

    • 日本刀、武の系譜  宮﨑政久
    • 国宝 大太刀 銘 貞治五年丙午千手院長吉 / 国宝 太刀 銘 三条(名物 三日月宗近) / 鑓 銘 来国次  他


    • 製鉄と製鋼  日本美術刀剣保存協会
    • 作刀材料としての鋼/たたらの操業/鉧のその後

    • 日本刀を鑑賞する  ふくやま美術館館長 原田一敏
    • 国宝 太刀 銘 久国 / 国宝 太刀 銘 包永 / 国宝 太刀銘 長光(名物 大般若長光) / 刀 無銘 正宗(名物 若狭正宗)
    • 刀 銘 兼元(大仙兼元) / 重文 刀 銘 国広(加藤国広)

    • 幕末・明治の刀装と金工  清水三年坂美術館館長 村田理如

    • 日本刀をつくる  鍛冶・宮入法廣 研磨・斉藤光透

    • 座談会 燭台切光忠 その再現を振り返る  徳川ミュージアム

    • 刀のふるさと 備前長船を訪ねる 瀬戸内市紀行

    • column
    • 神と剣術 奉納額 / 世界が見た日本刀 / 世界の武具
    • 日本刀の観賞・鑑定の歴史 / 山田家と截断名 / 刀剣にちなむ諺

    • ■大衆演劇界の奇才 恋川純弥 演じる刀、舞う刀 / 佐野由佳

    • ■メガネフレームメーカーの挑戦 シャルマン物語

    • ■手とその周辺:メラミンスポンジ / 坂本光三郎

    • ■美しい写真と和文・英訳併記で語り継ぐ日本文化「ふでばこアーカイブス」。第19回は「鑪で鉄をつくる」。島根県奥出雲の日刀保たたらにて、日本古来のたたら製鉄の仕組みと操業の様子を見せていただきました。


  • 好評連載
  • ■梅は匂ひよ 桜は花よ 人は心よ」/語り 能役者・野村四郎
  • ■メガネフレームメーカーの挑戦 シャルマン物語
  • ■かっぱの寶箱/植松美恵子
  • ■夢は実現する/橋本勇夫

  武器であるはずの「刀」ですが、こと日本刀に関しては、主目的を超えた心、想いといった、精神的な「美」を宿しています。
 日本刀の成り立ちからはじまる歴史、それにともなう容姿の変遷、そして時代背景を知ることで、日本刀が秘める「美」を知る手掛かりとなり、鑑賞のポイントも奥深いものとなります。
 一方で、千年の時をその精神が紡ぎ、現代の刀工が打つ日本刀にも、その精神は受け継がれてきましたが、蝦夷征討、戦国乱世から天下泰平の4百年、そして廃刀令という時の流れによって、各時代の刀工たちの技術がすべて受け継がれたわけではないようです。
 そのため、現代の刀工にとっては、作刀行程の単純さに反比例するごとく様々な種類の「美」が存在するため、「美」の再現はもとより、それを超える「美」の創出は容易ではないのです。
 科学の進歩により、様々な事柄が数値であったり可視化することが出来る世となりましたが、それでも、日本刀には未だ「秘」が多く存在します。
 その「秘」を解明すべく、現代の刀工の仕事を拝見すれば、新たな日本刀の魅力と美しさの発見につながると思います。
 千年の時を遡る仕事をご覧ください。 

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ふでばこ39号 特集「日本刀」

価格:1,800円+税

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